映像ステーション

京都大学総合博物館1階の映像ステーションでは、京都大学研究資源アーカイブに収蔵されたデジタルコレクションや、それを元に作成された展示コンテンツ、映像番組などのコンテンツを閲覧・視聴いただけます。




映像ステーション提供番組

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  • 「公開年」は、映像ステーションでの公開年を示しています。
  • 「時間」は、番組本編の時間を示しています。
柴山守、アーカイブを語る──地域をよむ情報学の眼から
  • 2023年 *2012年収録
  • 75分16秒(計6コンテンツ)
  • 日本語
河合雅雄✕大野照文 対談──「河合雅雄資料:霊長類学関係, 1959–1975.」関連記録映像2
  • 2019年 *2013年収録
  • 93分14秒(計6コンテンツ)
  • 日本語
河合雅雄✕山極壽一 対談──「河合雅雄資料:霊長類学関係, 1959–1975.」関連記録映像1
  • 2019年 *2013年収録
  • 108分34秒(計8コンテンツ)
  • 日本語
マリア十五玄義図の探究
  • 2017年 *2013年制作
  • 23分01秒
  • 日本語
変動する宇宙の姿 -京都大学の宇宙世界-
  • 2012年
  • 14分28秒
  • 日本語
MUレーダー紹介映画
  • 2010年 *1984年制作
  • 24分39秒
  • 日本語、英語
Save the Earth and Humanity-京都大学 生存圏研究所の挑戦
  • 2010年 *2008年制作
  • 29分09秒
  • 日本語
万能細胞(ダイジェスト版)
  • 2010年 *2008年制作
  • 17分05秒
  • 日本語
京都大学
  • 2010年 *2008年制作
  • 15分14秒
  • 日本語、英語
湯川秀樹 -その人-
  • 2008年 *2006年制作
  • 9分30秒
  • 日本語
創造的人間、東洋的思考から理論物理学へ:湯川秀樹
  • 2008年
  • 13分02秒
  • 日本語、英語
無の哲人、禅の思想から日本哲学へ:西田幾多郎
  • 2008年
  • 11分16秒
  • 日本語、英語
征夷大将軍 坂上田村麻呂の墓
  • 2008年
  • 9分05秒
  • 日本語
三角縁神獣鏡
  • 2008年
  • 11分06秒
  • 日本語
道は、ひらける-石井米雄と東南アジア研究
  • 2008年
  • 13分16秒
  • 日本語
動きつづける大陸
  • 2008年
  • 13分09秒
  • 日本語
アフリカ都市研究の歩み
  • 2008年
  • 7分34秒
  • 日本語
アフリカ農耕民の世界-ミオンボ林の農耕
  • 2008年
  • 13分44秒
  • 日本語
東アフリカ乾燥地域の牧畜社会
  • 2008年
  • 7分54秒
  • 日本語
アフリカでの古人類学調査
  • 2008年
  • 7分15秒
  • 日本語
中央アフリカの森の民
  • 2008年
  • 9分38秒
  • 日本語
アフリカ類人猿研究史
  • 2008年
  • 9分50秒
  • 日本語
アフリカへの道
  • 2008年
  • 9分31秒
  • 日本語

各番組の概要

柴山守、アーカイブを語る──地域をよむ情報学の眼から

柴山守

「アーカイブというのは、あまり、どちらかというと好きではない」──収集した資料の蓄積・保存・提供までで止まってはいけない、研究に役立ってほしい。時代の要求に沿って資料を関連付け使ってもらえるようにする、そうした仕組みを実現できる京都大学研究資源アーカイブに、柴山守(京都大学名誉教授、情報学・地域研究)は期待を寄せる。
研究資源アーカイブ創設メンバーの思いとその背景にあるアーカイブと関わる体験を聞く。

  • 企画・構成

    山下俊介(京都大学総合博物館)、元木環(京都大学学術情報メディアセンター)

  • 助言

    五島敏芳(京都大学総合博物館)

  • 撮影

    岩倉正司(京都大学学術情報メディアセンター)

  • 編集構成

    岩倉正司(京都大学情報環境機構[2023年現在])、山下俊介(北海道大学[2023年現在])、元木環(公立はこだて未来大学[2023年現在])

  • 公開年

    2023年 *2012年収録

  • 時間

    75分16秒(計6コンテンツ)

  • 言語

    日本語

河合雅雄✕大野照文 対談──「河合雅雄資料:霊長類学関係, 1959–1975.」関連記録映像2

河合雅雄×大野照文 対談 河合雅雄×大野照文 対談

資料だけでなく「人」を残したい──京都大学研究資源アーカイブ研究資源化プロジェクト「河合雅雄氏資料:霊長類学関係, [1950s]」代表者の山極壽一(プロジェクト申請時:京都大学大学院理学研究科長)の提案より実施された対談形式の記録映像。本コンテンツはその後半で、大野照文(撮影時:京都大学総合博物館長)が聞き手となって「博物館人としての河合雅雄」のすがたを明らかにする。

  • 企画・構成

    山下俊介(京都大学総合博物館)

  • 助言

    五島敏芳(京都大学総合博物館)

  • 撮影

    木村隆志(RemSketchRecords)

  • 編集構成

    岩倉正司(京都大学情報環境機構)、山下俊介(北海道大学総合博物館[2018 年現在])

  • 公開年

    2019年 *2013年収録

  • 時間

    93分14秒(計6コンテンツ)

  • 言語

    日本語

河合雅雄✕山極壽一 対談──「河合雅雄資料:霊長類学関係, 1959–1975.」関連記録映像1

河合雅雄×山極壽一 対談 河合雅雄×山極壽一 対談

資料だけでなく「人」を残したい──京都大学研究資源アーカイブ研究資源化プロジェクト「河合雅雄氏資料:霊長類学関係, [1950s]」代表者の山極壽一(プロジェクト申請時:京都大学大学院理学研究科長)の提案より実施された対談形式の記録映像。本コンテンツはその前半で、山極壽一が聞き手となって「霊長類学者としての河合雅雄」のこれまでの活動をふりかえる。

  • 企画・構成

    山下俊介(京都大学総合博物館)

  • 助言

    五島敏芳(京都大学総合博物館)

  • 撮影

    木村隆志(RemSketchRecords)

  • 編集構成

    岩倉正司(京都大学情報環境機構)、山下俊介(北海道大学総合博物館[2018 年現在])

  • 公開年

    2019年 *2013年収録

  • 時間

    108分34秒(計8コンテンツ)

  • 言語

    日本語

マリア十五玄義図の探究

マリア十五玄義図

1931年、マリア十五玄義図は大阪茨木市の山間の村で発見された。民家の屋根裏で見つかったこの美しい絵画は、厳しい弾圧にあっても信仰を捨てなかった江戸時代の人びとの思いのこもった希有な作品である。1990年代の後半、その存在に心うたれた研究者たちは、絵を守り抜いた人びとと同じ情熱を持って、すべてを記録し研究した。彼らを突き動かしたものは何なのか。その背景に迫る。

  • 制作

    京都大学総合博物館

  • 企画・構成

    岩﨑奈緒子、山下俊介(京都大学総合博物館)

  • 撮影・編集

    木村隆志

  • 監修

    岩﨑奈緒子

  • 出演

    神庭信幸(東京国立博物館)、小島道裕(国立歴史民俗博物館)、岩﨑奈緒子

  • 協力

    五島敏芳(京都大学総合博物館)、池田素子、奥田夕子、高井多佳子、京都大学研究資源アーカイブ

  • 公開年

    2017年 *2013年制作

  • 時間

    23分01秒

  • 言語

    日本語

変動する宇宙の姿 -京都大学の宇宙世界-

宮本正太郎による火星の眼視スケッチ(宮本正太郎資料 : 火星スケッチ, 1955-1976. (RRA MSS 2008/1), 1-7より.スケッチ10一部を彩色強調.)

「1956年8月20日夕方、京都 大学花山天文台の12インチクック望遠鏡を火星に向けていた天文台台長、宮本正太郎の目が輝いた。火星の南半球に、きらきら光る白い雲があらわれたのである。」 本番組では、京都大学理学部付属天文台や宇宙物理学教室に残るさまざまな学術資料をもとに、「変動する宇宙の姿」を描きつづける京都大学の宇宙研究の歴史と展望を紹介する。

  • 企画

    大野照文(京都大学総合博物館)、柴田一成(京都大学大学院理学研究科附属天文台)、冨田良雄(京都大学大学院理学研究科)、岩崎恭輔(京都学園大学)

  • 企画・編集

    山下俊介(京都大学総合博物館)

  • 撮影・編集

    南隆雄、池田泰教

  • 音響効果

    奥野哲也(T-BORN)、三平(T-BORN)

  • ナレーション

    成金屋清冨

  • 協力・資料提供

    海老沢嗣郎、松本由紀子、藤原洋(IRI研究所)、時政典孝(兵庫県立西はりま天文台)、前原裕之(京都大学大学院理学研究科附属天文台)、富岡知美(京都大学大学院理学研究科附属天文台)、ナノオプトニクス研究所、ナガセインテグレックス、ナノオプトニクス・エナジー、兵庫県立西はりま天文台公園、京都大学大学院理学研究科附属天文台、京都大学大学院理学研究科

  • 公開年

    2012年

  • 時間

    14分28秒

  • 言語

    日本語

MUレーダー紹介映画

MUレーダー紹介画像

1984年に完成したMUレーダー(大型大気観測用レーダー)の紹介映画です。

  • 監修

    加藤進

  • 制作

    DENEI

  • 提供

    三菱電機

  • 公開年

    2010年 *1984年制作

  • 時間

    24分39秒

  • 言語

    日本語、英語

Save the Earth and Humanity-京都大学 生存圏研究所の挑戦

Save the Earth and Humanity-京都大学 生存圏研究所の挑戦

京都大学生存圏研究所の研究活動を紹介する映像です。

  • 制作

    KBS京都プロジェクト

  • 制作・著作

    京都大学生存圏研究所、科学技術振興機構

  • 公開年

    2010年 *2008年制作

  • 時間

    29分09秒

  • 言語

    日本語

万能細胞(ダイジェスト版)

万能細胞(ダイジェスト版)

京都大学再生医科学研究所 による「万能細胞」研究を紹介する映像です。

  • 制作

    京都大学再生医科学研究所

  • 公開年

    2010年 *2008年制作

  • 時間

    17分05秒

  • 言語

    日本語

京都大学

京都大学

京都大学の概要(歴史、教育・研究、留学生生活)を紹介する映像です。

  • 制作

    京都大学広報センター[当時]

  • 協力

    株式会社映像企画

  • 公開年

    2010年 *2008年制作

  • 時間

    15分14秒

  • 言語

    日本語、英語

湯川秀樹 -その人-

日本で初めてノーベル賞を受賞した湯川の研究

1949年、日本で初めてノーベル賞を受賞した湯川博士は、1949年、中間子理論の発見をはじめ、原子核・素粒子物理学の発展に大きな功績をあげた。

  • 制作

    湯川・朝永生誕百年記念展実行委員会

  • 制作協力

    山陽映画株式会社

  • 公開年

    2008年 *2006年制作

  • 時間

    9分30秒

  • 言語

    日本語

創造的人間、東洋的思考から理論物理学へ:湯川秀樹

湯川の研究の背景にある創造性

湯川の中間子理論発見に見られるように、湯川の発想には、他の科学者に見られない独創性がある。どのような環境で、研究の創造力を高めていったのか、創造力の源はなにか。
世界のノーベル賞物理学者達との交友や、家族環境、そして東洋思想の影響など湯川の研究の背景にある創造性を探る。

  • 企画

    美濃導彦(京都大学学術情報メディアセンター)

  • 構成・編集

    土佐尚子(京都大学学術情報メディアセンター)

  • 撮影

    藤岡和也(京都大学学術情報メディアセンター)、大野邦久 (京都大学経営管理大学院)

  • 技術

    Wu Xiaofeng(京都大学学術情報メディアセンター)

  • イラストレーション

    村田真敏

  • 音楽

    近藤等則

  • ナレーション

    松岡正剛(編集工学研究所)

  • 監修

    松岡正剛

  • 協力

    貝塚茂樹ご遺族、真鍋俊照、京都大学オープンコースウェア、京都大学人文科学研究所、奈良女子大学附属図書館、禅林寺、子嶋寺、岩波書店、中央公論社

  • 資料提供

    京都大学基礎物理学研究所湯川記念館史料室、京都大学オープンコースウェア

  • 公開年

    2008年

  • 時間

    13分02秒

  • 言語

    日本語、英語

無の哲人、禅の思想から日本哲学へ:西田幾多郎

西田は仏教や禅への深い理解と西洋哲学の受容を通して日本の近代哲学の礎を築いた

仏教、とくに禅への深い理解と西洋哲学の積極的な受容を通して、日本の哲学の礎を築いた。「純粋経験」論や「場所」の思想を通して、主観・客観の対置から出発する西洋哲学の枠組みそのものを批判した。その枠組みの上に築かれた科学技術文明がさまざまな問題に直面する現代において、欧米でも西田の哲学に対する関心が増大している。

  • 企画

    美濃導彦(京都大学学術情報メディアセンター)

  • 構成・編集

    土佐尚子(京都大学学術情報メディアセンター)

  • 撮影

    藤岡和也(京都大学学術情報メディアセンター)、大野邦久(京都大学経営管理大学院)、北野貴章(京都大学大学院経済学研究科)

  • 技術

    Wu Xiaofeng(京都大学学術情報メディアセンター)

  • イラストレーション

    村田真敏

  • 音楽

    近藤等則

  • ナレーション

    松岡正剛(編集工学研究所)

  • 監修

    藤田正勝(京都大学大学院文学研究科)、松岡正剛

  • 協力

    一燈園、株式会社燈影舎、国泰寺

  • 資料提供

    石川県西田幾多郎記念哲学館、京都大学オープンコースウェア

  • 公開年

    2008年

  • 時間

    11分16秒

  • 言語

    日本語、英語

征夷大将軍 坂上田村麻呂の墓

坂上田村麻呂の墓と考えられる西野山古墓出土の太刀と鏡と風字硯

1919年に発見された山科西野山古墓は、国宝を含む豪華な副葬品にもかかわらず、その被葬者が永く明らかではなかった。しかし、古地図・古文書、現在の地形といった資料や情報を横断的・総合的に研究した結果、征夷大将軍坂上田村麻呂の墓である可能性が極めて高いと2007年に発表され、大きな話題となる。京都大学の研究者による墓同定の研究を追う。

  • 企画

    山中一郎(京都大学総合博物館)

  • 構成

    山中一郎、山下 俊介(京都大学総合博物館)

  • 編集

    吉光清隆

  • 音楽

    奥野哲也(T-BORN)

  • ナレーション

    有田洋之

  • 監修

    山中一郎

  • 協力

    吉川真司(京都大学大学院文学研究科)

  • 参考文献

    上原真人編『皇太后の山寺~山科安祥寺の創建と古代山林寺院~』(柳原出版、2007)

  • 資料提供

    京都大学総合博物館、東京大学史料編纂所、産経新聞社、矢崎稲荷神社

  • 公開年

    2008年

  • 時間

    9分05秒

  • 言語

    日本語

三角縁神獣鏡

椿井大塚山古墳出土の三角縁神獣鏡(M13号鏡)とトレースイメージ

三角縁神獣鏡は、古墳時代の歴史世界を再構成する際の重要な考古資料であるとともに、その豊かな表現が注目を集め続けてきた。1953年に椿井大塚山古墳から出土した32面以上もの鏡群は、三角縁神獣鏡を代表するものの一つである。現在は京都大学総合博物館に収蔵されている椿井大塚山古墳出土の三角縁神獣鏡の多様な表現と魅力を、鏡のトレースイメージとともに紹介する。

  • 企画

    山中一郎(京都大学総合博物館)

  • 構成・編集

    岩倉正司(京都大学学術情報メディアセンター)、高橋三紀子(京都大学学術情報メディアセンター)、元木環(京都大学学術情報メディアセンター)、山下俊介(京都大学総合博物館)

  • サウンド

    今井健太郎

  • 協力

    阪口英毅(京都大学大学院文学研究科)

  • 参考文献

    京都大学文学部考古学研究室編『椿井大塚山古墳と三角縁神獣鏡』(京都大学文学部、1989)、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館・京都大学・東京新聞編『大古墳展』(東京新聞、2000)

  • 制作協力

    京都大学学術情報メディアセンターコンテンツ作成室

  • 資料提供

    京都大学総合博物館

  • 公開年

    2008年

  • 時間

    11分06秒

  • 言語

    日本語

道は、ひらける-石井米雄と東南アジア研究

1957年タイでの「稲作民族文化総合調査団」に同行する石井米雄

東南アジア、とりわけタイの研究に人生を捧げてきた石井米雄。1963年に誕生した京都大学東南アジア研究センターを世界的に類を見ない地域研究機関へと飛躍させた。
京都で東南アジア地域研究が始まってから半世紀、いくつもの理論や仮説が生まれた。地域に根ざし、現地語を憶え、文理協働で地域研究を行うことの重要性を説いた石井米雄が、東南アジア地域研究の過去と現在を熱く語る。

  • 企画

    柴山守(京都大学東南アジア研究所)

  • 構成・編集

    柳原秀年

  • 撮影

    葛西知伸(株式会社小輝日文)

  • 音声

    渡部仁史(株式会社小輝日文)

  • 音楽

    柳原秀年

  • 整音

    寺坂昭一郎

  • 本編集

    大目象一(株式会社モイ)

  • ナレーション

    あたか誠

  • 制作統括

    大竹真二(株式会社モイ)

  • 監修

    石川登(京都大学東南アジア研究所)、米澤真理子(京都大学東南アジア研究所)、河合友子(京都大学東南アジア研究所)

  • 協力

    林行夫(京都大学地域研究統合情報センター)

  • 参考文献

    石井米雄『道は、ひらける』(めこん、2003)、『地域研究のあゆみ~東南アジア研究センター35年史~』(京都大学東南アジア研究センター、2002)

  • 資料提供

    石井米雄、石川登、柴山守、京都大学東南アジア研究所、京都大学地域研究統合情報センター、京都大学大学文書館

  • 制作協力

    株式会社モイ

  • 公開年

    2008年

  • 時間

    13分16秒

  • 言語

    日本語

動きつづける大陸

峠を越え、正確な地図のない地域へ踏み入っていく京都大学学術探検隊

1955年、京都大学カラコラム・ヒンズークシ探検隊に参加した地質学者藤田和夫は、灼熱の峡谷から長大な氷河まで踏査し、地質データを記したルートマップを作成した。藤田は翌年の探検にも参加し、カラコラム・ヒンズークシ地域の境目を探すのだが…。本番組では、フィールドワーカーの探検精神と発想を、モノローグ調の物語を通して追体験する。

  • 企画

    石川尚人(京都大学大学院人間・環境学研究科)、山下俊介(京都大学総合博物館)

  • 構成

    山下俊介

  • 映像

    南隆雄

  • サウンド

    ウエヤマトモコ

  • ナレーション

    山崎彰久

  • 監修

    藤田和夫(大阪市立大学名誉教授、断層研究資料センター)

  • 協力

    稲田多恵子(断層研究資料センター)、断層研究資料センター

  • 参考文献

    藤田和夫『アルプス・ヒマラヤからの発想』(朝日新聞社、1992)、藤田和夫監修『動きつづける大陸~藤田和夫のカラコラム・ヒンズークシ探検~』(「京都大学フィールド映像アーカイブ・センター成立準備」委員会、2007)

  • 資料提供

    藤田和夫

  • 公開年

    2008年

  • 時間

    13分09秒

  • 言語

    日本語

アフリカ都市研究の歩み

都市における文化の生成と変容への視点は、アフリカ研究には欠かせない(ケニア・ナイロビ)

人間の生活のダイナミズムを人類史的に捉えるためには、狩猟採集や農業、牧畜といった一次的生業のみならず、都市世界における人々の営みへの視点が必要である。京都大学のアフリカ都市研究は1960年代以来、ユニークな視点と方法によって日本のアフリカ研究を牽引するとともに、国際的にも高い評価を得てきた。

  • 企画

    松田素二(京都大学大学院文学研究科)、川瀬慈(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • 構成・編集

    松田素二、川瀬慈

  • 作図

    成澤徳子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • 選曲

    川瀬慈

  • ナレーション

    菱田盛之

  • 監修

    伊谷樹一

  • 協力

    国立民族学博物館、京都大学アフリカ地域研究資料センター

  • 資料提供

    川瀬慈、末原達郎、須田征志、孫暁剛、鶴田格、日野瞬也、松田素二、国立民族学博物館

  • 公開年

    2008年

  • 時間

    7分34秒

  • 言語

    日本語

アフリカ農耕民の世界-ミオンボ林の農耕

草原湿地の表土をはぎ取り、マウンド状に積み上げて火を入れる(タンザニア)

1960年代にはじまったアフリカ農耕民社会の研究は、農業が媒介する自然・経済・社会との関係性を探りながら、伝統的な農耕社会の深奥に迫っていった。その研究基盤は、現代アフリカの発展の道を構想する実践的な研究へと受け継がれている。本番組では、乾燥疎開林(ミオンボ林)帯に焦点をあて、農耕民研究が歩んできた道のりを紹介する。

  • 企画

    伊谷樹一(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • 構成・編集

    吉光清隆

  • 作図

    成澤徳子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)、近藤史(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • 音楽

    奥野哲也(T-BORN)

  • ナレーション

    津田英治

  • 監修

    伊谷樹一

  • 協力

    国立民族学博物館、京都大学アフリカ地域研究資料センター

  • 資料提供

    伊谷樹一、伊谷純一郎、岡啓介、掛谷誠、金子守恵 、近藤史、四方篝、末原達郎、杉山裕子、端信行、平井將公

  • 公開年

    2008年

  • 時間

    13分44秒

  • 言語

    日本語

東アフリカ乾燥地域の牧畜社会

ラクダの搾乳をするレンディーレの牧童

アフリカ大陸にひろがる乾燥地域には、家畜に依存して生活する牧畜民の社会が分布している。京都大学では1961年からタンザニア、ケニア、エチオピア、スーダンなどの牧畜社会において、長期にわたるフィールドワークを実施して研究成果を世界に発信してきた。本番組ではこの歴史をたどるとともに、ケニアの牧畜民レンディーレの生活を紹介する。

  • 企画

    太田至(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • 構成

    孫暁剛(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • 編集

    分藤大翼(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • 作図

    近藤史(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)、成澤徳子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • ナレーション

    菱田盛之

  • 監修

    太田至

  • 協力

    国立民族学博物館、京都大学アフリカ地域研究資料センター

  • 資料提供

    孫暁剛、中村香子、福井勝義、国立民族学博物館

  • 時間

    7分53秒

  • 公開年

    2008年

  • 時間

    7分54秒

  • 言語

    日本語

アフリカでの古人類学調査

人類進化の鍵となるサンブルピテクスの化石が発見されたサンブルヒルズの発掘風景

2000万年を超える類人猿の歴史のうち、これまで見つかっている化石類人猿の数は、実際にあらわれた種類の数パーセントにも満たない。化石類人猿がどのように進化し、人類やチンパンジー、ゴリラを生み出すに至ったかを明らかにすることは、文字通り点と点との間を線で結ぶ作業である。より確かな証拠を求め、ケニアの灼熱の大地で古人類学者の地道な発掘作業が続けられている。

  • 企画

    中務真人(京都大学大学院理学研究科)

  • 構成・編集

    分藤大翼(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • 作図

    成澤徳子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • ナレーション

    菱田盛之

  • 監修

    中務真人

  • 協力

    京都大学アフリカ地域研究資料センター

  • 資料提供

    石田英實、伊谷純一郎、國松豊、中務真人、中野良彦、山本亜由美

  • 公開年

    2008年

  • 時間

    7分15秒

  • 言語

    日本語

中央アフリカの森の民

マ・サール(修道女)の葉のパラソルとピグミーの子供たち

世界第2の規模をもつアフリカの熱帯雨林。その中心部にひろがるコンゴ盆地には、ピグミーと呼ばれる狩猟採集の民が暮らしている。多様な森の恵みに依存したユニークな文化や、エジプト古王朝の時代から「神の踊り子」として知られていた卓抜なパフォーマンスに惹かれた研究者たちの足跡をたどる。

  • 企画

    市川光雄(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • 構成

    市川光雄、分藤大翼(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • 編集

    分藤大翼

  • 作図

    近藤史(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • ナレーション

    菱田盛之

  • 監修

    市川光雄

  • 協力

    京都大学霊長類研究所、京都大学アフリカ地域研究資料センター

  • 資料提供

    市川光雄、小松かおり、服部志帆、分藤大翼、京都大学霊長類研究所

  • 公開年

    2008年

  • 時間

    9分38秒

  • 言語

    日本語

アフリカ類人猿研究史

メスに向かってあくびをする オスのチンパンジー

京都大学によるアフリカ霊長類の研究は、タンガニイカ湖畔に棲息するチンパンジーの観察を中心として、知られざる大型類人猿の生態や社会構造など、人類進化の謎を解明する貴重な研究資料を積み上げていった。本番組では、地域によって異なるチンパンジーの文化を紹介しながら、類人猿研究の歩みを概観する。

  • 企画

    西田利貞(京都大学名誉教授)

  • 構成

    西田利貞、座馬耕一郎(株式会社林原生物化学研究所類人猿研究センター)

  • 編集

    座馬耕一郎

  • 音楽

    Sitwa Juma Hassani

  • ナレーション

    菱田盛之

  • 監修

    西田利貞

  • 協力

    古市剛史(京都大学霊長類研究所)、京都大学霊長類研究所、京都大学アフリカ地域研究資料センター、財団法人日本モンキーセンター

  • 資料提供

    伊谷純一郎、上原重男、加納隆至、座間耕一郎、杉山幸丸、西田利貞、保坂和彦

  • 公開年

    2008年

  • 時間

    9分50秒

  • 言語

    日本語

アフリカへの道

初のアフリカ学術探検でタンザニア・メルー山の登頂を果たした今西錦司

1958年に、京都大学の今西錦司と伊谷純一郎は人類進化解明の鍵を握るゴリラやチンパンジーの調査地を求めて、はじめてアフリカ大陸を訪れた。それから半世紀に及ぶアフリカ研究の歴史を振り返り、日本における霊長類学、生態人類学、文化人類学、先史人類学、そしてアフリカ地域研究の展開をたどる。

  • 企画

    市川光雄(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • 構成

    市川光雄、分藤大翼(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • 編集

    分藤大翼

  • 作図

    成澤徳子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • ナレーション

    菱田盛之

  • 監修

    市川光雄、伊谷 樹一(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

  • 協力

    国立民族学博物館、京都大学アフリカ地域研究資料センター

  • 資料提供

    伊谷純一郎、市川光雄、河合雅雄、川瀬慈、吉良竜夫、重田眞義、孫暁剛、中務真人、西田利貞、松田素二、山極寿一、端信行、国立民族学博物館、京都大学霊長類研究所、京都大学総合博物館、京都大学学士山岳会

  • 公開年

    2008年

  • 時間

    9分31秒

  • 言語

    日本語